そこから、私のヨガ人生は始まりました。
当時はヨガ養成講座って限られた学校しかありませんでした。それも、海外まで資格を取りに行かねければならないものばかり。たまたまその友人に誘われたホットヨガスタジオの体験で、ヨガの先生の資格を取得できるリトリートのポスターを見つけたのですが、、ハワイで１００万。。という数字が目に入り、、私は目が点。（笑）
子供がまだ３歳になったばかりで、お金だって借金返すために必死で働いている状態だし、、
でも行きたい！！！！ヨガの先生になりたい！！！でもお金がないから無理だ、、。。。
いろんな思考が頭の中を駆け巡りました。
お金を誰かから借りてまで、自分の好きなことしていのだろうか？？
子供を置いて、絶対バチが当たるし、お母さんはなんていうだろう？？
また妹たちに、お姉ちゃんばっかりって、またバッシングされる。。
旦那さんには、、絶対言えない。絶対否定されるもん。
もっと働く？？いや無理だろ。。
そんなできない理由が次々と自分の中から噴水のように出てきました。
今まで破天荒な人生を生きてきたので、若くして子供ができただけでも、家族に邪険にされていたので、、
もう大人しく子育てに専念する良いお母さんでいないといけない、そう感じて何も言えませんでした。。
そんな思いがいつも頭をぐるぐるしておりました。
そこでヨガの先生をやりたいけどやらないって諦めたんです。
なんですが、、面白いことに、後輩でお金持ちの旦那さんと結婚した子がいたのですが、、
子供を育てながらヨガの資格を取得してヨガインストラクターとして活動をはじめた、と耳にしました。
それを見た私。。もう、羨ましい。妬ましい。。
私が喉から手が出るくらい欲しいものをなんでも持っていて、
私だってお金があったらすぐにでもやってるのに！！悔しい！！！私だってやりたい！！
そういう気持ちが本当にいっぱい出てきてしまい苦しかったですですが、それでも私はできない方向ばかりが頭の中を支配し、全く行動に移せませんでした。
なんでこんなにヨガにこだわるのか？
今思えば、ヨガの先生になったらハクがついて、自分に納得できて自信がもてるのではないか？と、感じていたのだなぁって振り返って思います。
ですが、ヨガの先生になることは無理でも、ヨガをやめることは考えませんでした。
先生にはなれなくても、いろんな流派のクラスに参加したり、ワークショップに参加したり、ヨガの考え方や哲学、精神世界に興味津々で、アカシックリーディングや占い、潜在意識のことについてなど、学ぶのがとても楽しかったのです。
そんな中、資格がなくても参加できるヨガティーチャーになりたい方向けのオーディションがあり、オーディション対策講座があるということで、参加しました。
みなさん、インドで勉強されてきたヨガの先生だったり、学校を卒業したての方だったり、私はただのヨガ好きな人としての参加でした（笑）その中で、インストラクションを順番に練習させてもらいました。
もちろん、ヨガを教えるための知識もテクニックもなかったので、全くできなかったのですが、、なんでか瞑想枠で雇ってもらえたわけです。
うえーーーーーーですよほんと。。そのスタジオの先生方に褒めていただいたのが、
『声がとても瞑想向きだから、もう一度オーディションにきて練習してもらえたら、あとはマニュアル渡すからできるのでは？』とのこと。
鼻血が出るほど嬉しく、さらにヨガの勉強にハマり込みました。
ですが、そんな精神世界があまり好きではない当時の旦那さんにとって、私の姿は、やばい状態に映ったのでしょう。『精神世界の話や勉強するのをやめろ！！』そう言われてしまい、落ち込みました。
せっかくヨガの先生になれたのに、ものすごく悩みました。久しぶりに自分の好きなことや、夢中になれることが見つかって、私自身ものすごく毎日が楽しかったのです。
ですが、またもや、一歩行動できたのに、自分の中からやれない理由を探してしまう自分がたくさん出てきてしまうわけです。
家族にそこまで言われてやること自体、自分は間違っているのだろうか？？
私がたりたいことをすることで、家族に迷惑をかけているのだろうか？？
自分が学んで楽しい✨って感じているけれど、その感覚を正直に信じられませんでした。
そこで、、ヨガ事態を辞めることにしました。そして、、私は家族や旦那さんが大事だから、家族にだめだと言われることはやらないようにしよう、という、今思えば謎の自分の結論に至り、自分らしく生きないことを決めました。
その時は、カフェで長らく働いていました。ヨガの時間を無くしたことで、またつまらない人生に逆戻り。。
なんですが、、ここから宇宙の計らいなのか？？はたまた私が念で呪ってしまったのか？？？？（違うと思いたい。。）
旦那さんが入院することになったり、交通事故にあったり、、。
私は私で、自分らしくいられない我慢と、産後のカラダを酷使して働いてきたツケが返ってきたのか、子宮頸がんになりかけたり、、。借金も返しても返しても膨れ上がり、また借金を作ってくる夫。私自身も働きすぎのストレスを買い物で発散するようになったり、、と、一向にお金が全く回りませんでした。。
そんな中で旦那さんから『離婚したい。』と言われました。
頭の中は、真っ白でした。
『シングルマザーなんて大変だし絶対いやだ。これからお金がかかるのにどうやって生活するの？？子供からお父さんを奪ってしまうのはかわいそうだ』
まだまだ人の目や社会の目がものすごく気になる私だったので、シングルマザーになることを自分に許せませんでした。
どうにか離婚せずやり直せないのか？元夫にすがるように必死で離婚しないように考えました。その時は話し合いの結果、離婚しないことになりました。
離婚する、というひと騒動があったことを機に、散々旦那さんから、私の気に入らないところを沢山言われたのですが、それをその時は反論することさえもできませんでした。そしてそれをどうにか変えようと必死で頑張るようになりました。
本心は、、ありのままの自分を認めてもらえない悲しさと苦しさをを押し殺して本当に苦しかったです。
全然全くこれっぽっちも自分らしくいられませんでした。
結婚生活を続ける、と決めたにもかかわらず、全く心は喜んでいませんでした。そして、私さえ我慢すれば、旦那さんも子供たちもみんなが幸せで丸く収まるのではないか？という、今思えばどれだけ自己犠牲なのか？という変な価値観もありました。
何か違う。。けど。。彼が嫌いな私の何かを変えたら、何かが変わるかも？？と思い、⇨また迷子。。しかも超他人目線。。
今まで働いていたカフェのお仕事から、未経験のアパレル販売に仕事自体を変えました。
心の隅には、美容師時代の華やかさ世界に触発される感覚をどこか求めていました。
そしてヨガにもそれと同じ感覚を感じていたけれど、旦那さんに認めてもらえないなら、違う方法のもので探そう、と思い、ハイブランドのキラキラした世界を扱うアパレルのみに絞り、働き出しました。
毎日、ハイブランドの世界観に触れて幸せでした。老舗ブランドがすごく好きで、時代を超えて愛されているデザインや受け継がれている普遍的なブランドのストーリーを聞くと、素敵✨と感じて、一人で感動していました。
本当に楽しかったんです。その頃から、普遍的なものに対する憧れみたいなのがやっぱりありました。
変わらないものってなんだろ？？永遠、とか、受け継がれる、とか、伝統、とかやっぱり好きだったんですよね。
本物に触れたい。。それに触れた時の触発される感覚が喜びで、今でも本質を突き詰めてしまう癖は変わらない。
せっかく見つけた楽しいアパレルのお仕事だったんですが、、やっぱりいつも目に止まるのは、駅で見るホットヨガのポスターだったり、なんでかわからないけど、道でビラ配ってるのをもらったら、ホットヨガの案内だったり（笑）
その度に、ヨガか。とそこに戻される感覚になるわけです。ヨガに何があるんだろ？？なんでこんなにもヨガに惹かれるのだろう？？なんでだろう？？やっぱりヨガやりたいんじゃん、私。。
そこで、、思いつきました。
内緒で通えば良いのだと！！ということで、２６歳の時、またホットヨガに通い始めます。
私自身も、旦那さんが入院したり交通事故にあったりしたことで、人はいつ何があるかわからないのだ、って心底感じたからです。だって、交通事故にあったは良いけど、車両保険に入っていなかったので、車体直すのに７０マンもかかってしまったんです。そんなことにお金をとられる人生なら、今、私自身が本当にやりたいことに使いたい！！
そう思えるように、考え方が変わりました。旦那さんも病気を機に、以前の職から仕事を変え、映像の会社を個人で立ち上げました。それがとても忙しかったようで、段々家に帰って来なくなりました。
またもや私が思う理想の家族と、自分がつくった家族の形があまりにも違いすぎ、さらに苦しみは増えて行きました。
そんな時の私のゆういつの癒される時間は、ホットヨガのクラスの後ろで泣きながらヨガするのが私の毎日のデトックスでした（笑）
ヨガって不思議なもんで、ホットヨガであっても、手を胸の前に合わせて、内側に意識を向ける時間があるわけです。ジムのトレーニングにはない、この安心感はなんだろう？？
私は、ただ体を動かしたいんではなくて、ヨガに何か特別ななんかを感じているけど、なんだろ？？
ヨガを通して何を得たいと思っているんだろう？？
そんな中、光る先生がいたのですが、その先生の一言が胸に刺さりました。
『ヨガは幸せになるための教科書なんです。』
ヨガをもっと深く勉強すれば真の幸せは得られるのではないだろうか？？
この先生の一言で、私、やっぱりヨガの先生になる！！そう思いました。
